ベタつく夏がやってきました。夏になるとシャワーを浴びる回数が格段に増える方が多くいらっしゃいます。皆さんはシャワーを浴びる毎に、毎回シャンプー剤を使っていますか?
実は、夏場に頭皮が荒れてしまう方がそれと同様に結構多いのです。
今回は意外と知られていない、シャンプーの正しい頻度とそれらが与える影響についてお話しします。是非生活に取り入れて、頭皮の環境をより良くしていきましょう。
シャンプー頻度の正解
まず、1日に何度も繰り返しシャンプーをするのは避けましょう。人間本来が持つ頭皮の自然な油分や保湿成分を必要以上に取り除き、摩擦によるダメージや乾燥、フケの原因になることがあります。
日本のシャンプー剤は基本的には、1日一回未満のシャンプーを想定した洗浄力で作られています。髪のためを考えると、実は2〜3日に1回のシャンプーがベストなんです。
ですが、夏場などで油分の出やすい体質の方は頻度を上げる必要がありますので、髪の乾燥度合いや頭皮の皮脂量に応じて、変化させることが重要です。
また、シャンプーの際は頭皮をマッサージするよう心掛けましょう。擦ると言うイメージよりも、指の腹で優しく撫でるようなイメージで行うと頭皮にも優しく、髪への摩擦も起きづらいです。血行を促進し、頭皮の健康を保つことができます。また、トリートメントを併用することで、ダメージを補修し、髪の美しさをキープできますよ。
洗い過ぎが起こすトラブル
シャンプーを頻繁に行うことは、実は髪や頭皮にとって良くないです。頭皮の自然な油分や保湿成分を取り除いてしまうことにより、乾燥やフケの原因になる可能性があります。
頭皮や髪は自然に分泌される皮脂がバリアとして機能し、健康を保つ役割があります。しかし、頻繁にシャンプーを行うと、このバリアが削られてしまい、髪の乾燥や刺激に弱くなる恐れがあります。また、乾燥による肌荒れやニキビにつながる可能性もあるのでご注意を。
もし、頭皮が脂っぽく感じる場合は、ドライシャンプーを活用すると良いでしょう。ドライシャンプーは頭皮の余分な油分を吸収してくれるので、清潔な状態を保ちながら頻繁なシャンプーを避けることができます。
洗えていないと起こるトラブル
過度な油分による頭皮の炎症や、夏場に悩んでいる方の増える頭皮ニキビの原因となります。
また油分が酸化することによって、においの原因やベタつきにつながる恐れもあります。
夏場に多い頭皮ニキビとは
頭皮ニキビの原因は複数ありますが、主な要因は以下の通りです。
- 汚れや余分な皮脂
頭皮に汚れや余分な皮脂が蓄積すると、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビが発生する可能性があります。 - 毛穴の詰まり
ヘアケア製品の残留物やスタイリング剤、汗などが毛穴を詰まらせることがあります。 - 髪の摩擦
髪の摩擦により、頭皮が刺激されてニキビができることがあります。 - 頭皮の乾燥
頭皮が乾燥すると、皮脂の分泌が増え、毛穴が詰まりやすくなります。 - ストレス
ストレスはホルモンのバランスを崩す可能性があり、それがニキビの原因になることがあります。 - 髪を触る習慣
頭皮や髪を頻繁に触る習慣があると、手に付いた汚れや細菌が頭皮に伝わり、ニキビが発生することがあります。
これらの原因によって、頭皮ニキビが発生することがあります。ニキビを予防するためには、頭皮の清潔を保ち、適切なヘアケアを行うことが重要です。油分が多過ぎても少な過ぎても肌荒れに繋がる恐れがありますので、人それぞれ適切なケアが変わるといった点もポイントです。もし頭皮ニキビがなかなか治らず、悪化してしまう場合には、お早めに専門医に相談することをおすすめします。
トレンドシャンプーの使い方
最近ではシャンプーの種類や成分にこだわる人が劇的に増えてきました。シリコンフリーやサルフェートフリーのシャンプーが人気を集めていますが、本来はどちらも悪いものではないので、自分の髪質や頭皮の状態に合ったものを選ぶことが大切です。
シャンプーの中でも洗浄力はそれぞれです。アミノ酸系のものと石油系のものとでは洗浄力に大きな差があります。季節によって使い分けていくことも大切ですので、頭皮の状態と相談しながら好みのシャンプーを選択しましょう。
夏場でどうしても髪を洗う頻度が増えてしまうと言う方は、なるべく洗浄力の穏やかなものを選択しましょう。
さらに、環境に優しい製品も注目されています。リサイクル可能なパッケージや天然由来の成分を使用した製品など、環境に配慮したアイテムを取り入れると、より良い効果を得られるかもしれません。
まとめ
シャンプーの正しい頻度は個人差がありますが、2〜3日に1回を目安にすることが良いでしょう。頭皮や髪の状態に合わせて適切なケアを心掛け、美髪を保ちましょう。
健康で美しい髪を手に入れるために、今日から正しいシャンプーの頻度を実践してみませんか?自分に合ったシャンプーとトリートメントを選び、毎日のヘアケアを大切にしましょう。美髪の実現に向けて、是非行動を起こしてみてくださいね。