毎日良かれと思って実践しているヘアケア、実は返って髪にダメージを与えているかもしれません。ヘアケアの見落としがちなポイントは、適切な頻度と適切な使用方法です。髪を良くするために行なっているはずなのに、やり過ぎてしまうことにより本末転倒なんてことも……!今回はよくあるヘアケアのやり過ぎによる弊害についてをお話します!
正しいケアをもう一度見直して、美髪を育んでいきましょう!

ブラッシングのし過ぎ

髪を過度にブラッシングすることは、髪と頭皮にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。まず、髪の切れ毛とダメージについて考えてみましょう。強い圧力でブラッシングをし続けると、髪の毛先が切れてしまうことがあり、ダメージを受ける原因となります。特に湿った髪を無理にブラッシングすると、髪がもろくなり、切れやすくなります。

また、過度なブラッシングによって髪が静電気を帯びやすくなり、髪が広がりやすくなることがあります。特に乾燥した気候では、髪が静電気を帯びやすく、髪型が乱れやすくなります。

さらに、髪の根元を強く引っ張ることで、髪の毛包にダメージを与える可能性があります。毛包が傷つくと、髪の成長に悪影響を及ぼし、髪の薄毛や抜け毛の原因となることがあります。

最終的に、ブラッシングし過ぎることで、髪の健康が損なわれる可能性があるため、適切なブラッシング方法と頻度を守ることが重要です。優しく行う、無理に引っ張らない、湿った髪を乾かす前にブラッシングするなど、髪質や状態に合わせた注意深いケアが必要です。

トリートメントのし過ぎ

髪への過度なトリートメントは、髪の健康に対してさまざまな悪影響をもたらす可能性があります。最初に考えるべきは、トリートメント剤に含まれる成分や化学物質です。過度のトリートメントによって、髪に付着した化学物質が蓄積し、髪に対して負担をかけます。この負担が持続すると、髪の強度や弾力性が低下し、髪がもろくなることがあります。

また、過度なトリートメントによって髪に不必要なタンパク質が供給されることがあります。これは逆効果で、髪に過度な硬さをもたらし、髪の切れ毛やダメージを引き起こす可能性があります。

髪の色を維持するためにカラートリートメントを行う人にとっても、過度なトリートメントは問題となります。トリートメントによって髪の表面がコーティングされ、カラーの均一性が損なわれることがあります。その結果、カラーの持続性が低下し、退色が早まることがあります。

過度なトリートメントは、髪のボリュームにも影響を及ぼすことがあります。トリートメント剤は髪に重さをもたらし、髪がペタンとし、膨らみにくくなることがあります。

最終的に、髪への過度なトリートメントは個人の髪質や必要に合わせたバランスを欠いてしまうことがあります。したがって、トリートメントの種類、頻度、使用方法を検討し、髪の健康を維持するために適切なケアを行うことが重要です。

シャンプーのし過ぎ

過度なシャンプーは、頭皮と髪にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。まず、シャンプーによって頭皮から自然な皮脂やオイルが洗い流され、これらの保護物質の不足が起こります。その結果、頭皮が乾燥し、かゆみや炎症が発生しやすくなります。また、髪自体もこの皮脂の不足から乾燥し、切れやすくなります。

さらに、頻繁なシャンプーによって髪色の退色が進む可能性があります。特にカラーシャンプーや染毛を行っている場合、色素が早く流れ出すことで髪の色が持続しづらくなります。

また、頻繁なシャンプーによって髪に必要な自然な油分が奪われ、髪が乾燥し、パサついたり、髪表面のキューティクルが損傷することがあります。これにより、髪が膨張しにくくなり、ボリュームが減少します。

最終的に、頭皮と髪への頻繁なシャンプーは、自然なバランスを乱し、頭皮が過剰に油分を分泌しやすくなるリスクがあります。この過剰な油分分泌は、髪が脂っこく見える問題を引き起こすことがあります。

したがって、髪の健康を保つためには、シャンプーの頻度を個人の髪質と生活環境に合わせて調整し、過度なシャンプーを避けることが重要です。

まとめ

美しい髪を維持するために、ヘアケアは欠かせないものですが、時には過度なケアが逆効果となることもあります。
ヘアケアは個人の髪質や状態に合わせて行うべきで、全てを毎日実践することが正解とは限りません。適材適所なバランスの取れたケアが美しい髪を保つ鍵です。
手持ちのヘアケアアイテムを一度見直して、状態にあったケアがなされているか是非見直す機会を設けてみてくださいね。

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