突然ですが皆さんは自分自身の頭皮にあったケアがきちんと出来ていますか?
実は自分の頭皮タイプを理解しないまま、間違ったケアを実践している方が結構多いのです。
美しい髪や肌を手に入れるためには、頭皮と肌の健康が欠かせません。綺麗な髪は綺麗な頭皮から、今回は美容師の視点から様々な頭皮タイプについてとその注意点などをお伝えします。
つい見落としがちな頭皮のケア、この機会に見直していきましょう!
あなたの頭皮タイプは?
基本的にはお顔の肌タイプと連動している方が多いです。当てはまるものに合わせて、アイテムを調整してみて下さいね。
- 脂性頭皮
皮脂の分泌が過剰な状態を指します。髪や頭皮がベタつきやすく、フケやかゆみの原因にもなることがあります。シャンプーが泡立ちづらい方や、夕方になると頭皮の皮脂の酸化臭が気になる方は、脂性頭皮の可能性が高いです。脂性頭皮の方は、程よく洗浄力のあるシャンプーや頭皮ケア用のトリートメントを使用しましょう。 - 乾燥性頭皮
皮脂の分泌が少なく、乾燥やかゆみが起こりやすい状態です。かさかさとしたフケに悩んでいる方や、シャンプー後に皮膚のつっぱる感じがある方は乾燥性頭皮である可能性が高いです。保湿効果のある洗浄力の穏やかなシャンプーを選び、こまめに保湿ケアを行うことが大切です。 - 敏感肌の頭皮
刺激に弱く、かゆみや赤みが出やすい傾向があります。ムズムズとしたかゆみの出やすい方は、敏感肌の可能性が高いです。刺激の少ないシャンプーやトリートメントを選び、成分に注意を払うことが必要です。 - 健康な頭皮
健康な頭皮は適度な皮脂分泌があり、かゆみや乾燥が少ない状態です。適切なシャンプーやトリートメントを選び、バランスの取れた食事や適度なストレスケアを行うことで、この状態を保つことができます。
それぞれに合ったケア方法
お肌の化粧水やクリームなどに沢山の種類があるのと同じで、頭皮環境やもともと肌質に応じて適切なケアが必要です。頭皮の種類が分かったら、それに合わせたケアを継続していきましょう。
脂性頭皮のケア
- 適切なシャンプー
脂性の頭皮には、脂を適度にコントロールするシャンプーを選びましょう。無添加や低刺激性の製品がおすすめです。 - 適切な頻度で洗髪
頭皮を過剰に洗いすぎないようにしましょう。頻繁に洗うと逆に皮脂の過剰分泌を促すことがあります。 - ヘアコンディショナーの注意
髪の毛にコンディショナーを使用する際は、頭皮に直接塗らず、髪の中間部分から先に使うことが大切です。 - 毛穴のクレンジング
脂性の頭皮は毛穴が詰まりやすいため、適度な頻度で毛穴をクレンジングすることが重要です。 - ヘアスタイリング製品の選定
髪をスタイリングする際に使用する製品も脂性の頭皮を考慮して選びましょう。軽いテクスチャーのものを選ぶと良いでしょう。 - バランスの取れた食事
食生活に気を付け、バランスの取れた食事を摂ることが、頭皮の健康にも影響を与えます。 - ストレス管理
ストレスは皮脂分泌を増加させることがあります。適切なストレス管理を心がけましょう。
乾燥性頭皮のケア
- 適切なシャンプーとコンディショナー
保湿成分が含まれた、乾燥を防ぐシャンプーとコンディショナーを選びましょう。特に、無硫酸系の製品や、pHバランスが適切なものが良いでしょう。 - 適切な頻度で洗髪
過度な洗髪は頭皮の自然な油分を取り除いてしまうことがあるため、必要以上に洗わないようにしましょう。 - ぬるま湯で洗う
熱いお湯ではなく、ぬるま湯を使用して髪を洗い、頭皮と髪を過度に乾燥させないように注意しましょう。 - 適切な保湿
頭皮に保湿剤やヘアオイルを使用して、乾燥を防ぎましょう。ただし、頭皮に適した製品を選んで使用することが重要です。 - 適切な食事と水分摂取
適切な栄養と水分摂取は、健康な頭皮を維持するのに役立ちます。 - ヘアドライヤーの適切な使用
ヘアドライヤーを使用する際は、低温度設定や適切な距離から使用し、過度に乾燥させないようにしましょう。
敏感肌の頭皮
- 適切なシャンプーとコンディショナー
強力な香料や添加物の入っていない、敏感肌に優しいシャンプーとコンディショナーを選びましょう。無香料の製品や、アレルギーテスト済みのものがおすすめです。 - 水温と洗髪の頻度の調整
熱いお湯を避け、ぬるま湯で髪を洗うようにしましょう。また、適切な頻度で洗髪することが大切です。 - 優しい洗髪法
髪を洗う際には、指の腹を使って優しくマッサージするように洗うことで、刺激を最小限に抑えましょう。 - アレルギーを引き起こす成分の回避
頭皮に刺激を与える可能性がある成分を含む製品を避けましょう。例えば、アルコール、硫酸塩、人工着色料などです。 - 保湿
敏感肌の頭皮は乾燥しやすいため、保湿剤やヘアオイルを使用して頭皮を保湿しましょう。 - ストレス管理
ストレスは敏感肌を悪化させることがあるため、適切なストレス管理を心がけましょう。 - アレルギーの確認
特定の成分に対するアレルギーがある場合は、それらの成分を含む製品を避けることが重要です。 - 皮膚科医への相談
敏感肌の問題が慢性的である場合、皮膚科医に相談して専門的なアドバイスを受けることを検討しましょう。
まとめ
髪のケアはしているけれど、頭皮は疎かになってしまう方かなり多いです。健やかな頭皮からダメージに強い髪は作られます。髪の調子がなんだかよくない、という方は是非一度頭皮のケアについて見直してみてくださいね。
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