頭皮は顔や体の皮膚と同様に皮膚の一部です。そのため、頭皮の健康=肌の健康と捉えてケアをすると適切な皮脂バランスを保つことができます。

頭皮が健康であれば、適切な栄養素供給のための血行促進が行われ、髪の成長にも良い影響を与えます。栄養のたっぷり行き渡った髪は、健康で強くダメージの影響を受けづらくもなります。

基本的にはお顔の肌タイプと連動している方が多いです。当てはまるものに合わせて、アイテムを調整してみて下さい。

頭皮タイプ毎の理想的なケア

脂性頭皮

皮脂の分泌が過剰な状態を指します。髪や頭皮がベタつきやすく、フケやかゆみの原因にもなることがあります。シャンプーが泡立ちづらい方や、夕方になると頭皮の皮脂の酸化臭が気になる方は、脂性肌の可能性が高いです。脂性頭皮の人は、以下のようなケアを実践しましょう。

  1. 適切なシャンプー
    脂性の頭皮には、脂を適度にコントロールするシャンプーを選びましょう。無添加や低刺激性の製品がおすすめです。
  2. 適切な頻度で洗髪
    頭皮を過剰に洗いすぎないようにしましょう。頻繁に洗うと逆に皮脂の過剰分泌を促すことがあります。
  3. ヘアコンディショナーの注意
    髪の毛にコンディショナーを使用する際は、頭皮に直接塗らず、髪の中間部分から先に使うことが大切です。
  4. 毛穴のクレンジング
    脂性の頭皮は毛穴が詰まりやすいため、適度な頻度で毛穴をクレンジングすることが重要です。
  5. ヘアスタイリング製品の選定
    髪をスタイリングする際に使用する製品も脂性の頭皮を考慮して選びましょう。軽いテクスチャーのものを選ぶと良いでしょう。
  6. バランスの取れた食事
    食生活に気を付け、バランスの取れた食事を摂ることが、頭皮の健康にも影響を与えます。
  7. ストレス管理
    ストレスは皮脂分泌を増加させることがあります。適切なストレス管理を心がけましょう。

乾燥性頭皮

皮脂の分泌が少なく、乾燥やかゆみが起こりやすい状態です。かさかさとしたフケに悩んでいる方や、シャンプー後に皮膚のつっぱる感じがある方は乾燥性頭皮である可能性が高いです。乾燥性頭皮の人は以下のようなケアを実践しましょう。

  1. 適切なシャンプーとコンディショナー
    保湿成分が含まれた、乾燥を防ぐシャンプーとコンディショナーを選びましょう。特に、無硫酸系の製品や、pHバランスが適切なものが良いでしょう。
  2. 適切な頻度で洗髪
    過度な洗髪は頭皮の自然な油分を取り除いてしまうことがあるため、必要以上に洗わないようにしましょう。
  3. ぬるま湯で洗う
    熱いお湯ではなく、ぬるま湯を使用して髪を洗い、頭皮と髪を過度に乾燥させないように注意しましょう。
  4. 適切な保湿
    頭皮に保湿剤やヘアオイルを使用して、乾燥を防ぎましょう。ただし、頭皮に適した製品を選んで使用することが重要です。
  5. 適切な食事と水分摂取
    適切な栄養と水分摂取は、健康な頭皮を維持するのに役立ちます。
  6. ヘアドライヤーの適切な使用
    ヘアドライヤーを使用する際は、低温度設定や適切な距離から使用し、過度に乾燥させないようにしましょう。

内と外からのケアで、お肌と併せて頭皮のケアも行っていきましょう!なかなか改善しない場合には、皮膚科を受診することも視野に入れて下さいね。

敏感肌とは?

敏感肌(びんかんはだ)は、肌が刺激に敏感で、簡単に赤くなったり、かゆみや炎症が起きたりする状態を指します。これは、外部要因や内部要因によって引き起こされることがあります。外部要因には、気温や湿度の変化、化粧品の成分、環境汚染などが含まれます。内部要因では、遺伝的な要素やストレス、食生活などが影響を与えることがあります。

敏感肌の人々は、肌の保湿を重視し、刺激の少ない製品を使用することが推奨されます。また、皮膚科医や専門家のアドバイスを受けることも役立つ場合があります。肌の状態に合わせた頭皮ケアルーチンを確立することが、敏感肌の問題を軽減するのに役立ちます。

頭皮の場合も刺激に弱く、かゆみや赤みが出やすい傾向があります。ムズムズとしたかゆみの出やすい方や、お肌も敏感肌の方はその可能性が高いです。無意識に頭皮を触ってしまうという癖のある方も要注意。知らず知らずのうちに頭皮を敏感にしてしまっている可能性があります。

頭皮を触るクセはNG?

頭皮を触る習慣は、ストレスを感じている時に自然な行動として起こることがあります。頭皮をマッサージすることで、緊張をほぐし、リラックスしたり安心感を得たりすることができます。また、これは心地よい感覚をもたらし、心の安定を求める行動の一環としても考えられます。

ただし、過度に行うと、頭皮や髪にダメージを与える可能性があります。爪や指の摩擦によって頭皮が傷ついたり、髪の毛が抜けたりすることがあります。常に適度なマッサージで、頭皮や髪の健康を保つことが重要です。

また、フケやかゆみがある場合に触ってしまうのは特にNG。肌は傷や荒れがある場合は皮膚をターンオーバーさせることによって、正常な状態に戻ろうとします。ところが、これを触ってしまうことで、新しく作られたばかりの脆い皮膚が剥がれてしまう可能性があります。そうなると、傷などの治りが遅くなってしまったり、傷跡が残りやすくなることもあります。必要以上の接触は避けるように心掛けましょう。

まとめ

当てはまるものはありましたか?
頭皮と肌の関係性は、美しい髪を手に入れる上で欠かせない要素です。そのためにも日常のケアが重要です。健康な頭皮と肌を保つことで、魅力的な髪を実現しましょう!

【関連記事】

「効果の違いに要注意!発毛効果のない育毛剤とは?」四条大宮の美容室SOY-KUFU

育毛のプロが語る、髪を蘇らせるための美容師秘伝とは? 四条大宮の美容室 SOY-KUFU

◆◆◆発行元◆◆◆

SOY-KUFU 四条大宮店

〒600-8383 京都府京都市下京区大宮通綾小路下る綾大宮町60 シェルハイム中塚 201

075-366-3013