美しい髪には、水分と油分のバランスが重要です。今回は水分と油分と髪の関係、そして正しいケアについてや髪質毎に適したアウトバストリートメントついてお話しします。
新しいアイテムを探している方、しっかりケアしているはずなのに理想的な仕上がりにならない方に、ぜひ読んでいただきたい内容になっています。

髪の主成分

髪の毛は、細胞が特定のタンパク質であるケラチンを生成して構成されています。ケラチンは硬くて丈夫なタンパク質で、髪に強度と弾力性を与えます。毛母細胞が新しい髪を作り出し、それが地表に押し出されるプロセスが、髪の成長サイクルです。髪の色はメラニンと呼ばれる色素によって決まります。

髪がパサつく理由

髪が乾燥する主な原因は、外部からの湿気や熱、または髪に必要な天然の油分が不足することです。頻繁なシャンプーや強い洗浄剤の使用、過度なヒートスタイリング、または過度な太陽や風の曝露も乾燥を引き起こす可能性があります。これにより髪の毛が水分を失い、キューティクル(鱗状の表面)がダメージを受け、結果として乾燥やパサつきが生じます。保湿効果のあるシャンプーやコンディショナーの使用、適切なヘアケアルーチン、そして過剰な熱スタイリングの制限が乾燥を軽減するのに役立ちます。

水分と髪の健康

髪の水分が不足すると、髪の表面が乾燥してキューティクルが傷つき、髪がパサつきやすくなります。これにより、髪がうねりやすくなったり、まとまりにくくなることがあります。また、乾燥した髪は静電気が起きやすく、広がりやすくなります。

髪の水分補給には、適切なシャンプーとコンディショナーの使用が重要です。保湿成分が含まれた製品を選ぶか、定期的にヘアマスクやトリートメントを利用することが効果的です。さらに、過度な熱や紫外線から髪を守るためにヘアオイルやヘアセラムも利用できます。

髪の水分を保つためには、適切な食事や水分補給も重要です。良好な生活習慣や健康的な食生活が、美しい髪の状態を維持するのに役立ちます。

天然のオイル"皮脂"

一方、油分も髪に欠かせない重要な要素です。頭皮から分泌される自然な油分"皮脂"は、髪を保護し、ツヤやコシを与えます。しかし、過剰な油分は髪がベタついたり、頭皮のトラブルの原因になる可能性があるため、あまり良いイメージを抱かない方が多いかもしれません。ですが、正常な量の皮脂は頭皮環境を整え、髪質の改善に役立ちます。良いバランスを保つためには、"洗いすぎない、与えすぎない"といった二つのポイントが重要です。

水分と油分のバランスのポイント

水分と油分のバランスを保つためには、自分の髪質に合ったヘアケアアイテムを選ぶことが重要です。また、ダメージによって乾燥している場合と元々の髪質のせいで乾燥している場合とでは、必要な成分が変わってきます。いま自身の髪がどのような成分が必要であるかを理解するためには、一度美容師に尋ねてみるとよいでしょう。

アウトバストリートメントの選び方

乾燥が気になる場合は保湿成分が豊富なアイテムを、逆に脂っぽさが気になる場合は軽めのオイルを選ぶと良いでしょう。また、元の髪質やダメージ度合いによっても適切なケアが変わってきます。

ヘアミルクが適している髪
●細くて柔らかい髪
●ゴワつきが気になる髪
●猫っ毛のような軽い髪

ヘアオイルが適している髪
●硬く広がりやすい髪
●ハリコシがしっかりある髪
●毛量が多くまとまらない髪

どちらも不足している癖毛の場合は併用するのがベストな場合もあります。また、ブリーチを繰り返しているようなハイダメージ毛も場合は一般的なケアでは改善されないこともあります。ハイダメージ毛用に作られた専売のヘアケア用品を用いることで、健康毛に近い状態に近づけることが出来ますので、アイテム選びは慎重に行いましょう。

また重たい質感のヘアミルク、軽い質感のオイルなど製品によっても特徴が違います。それぞれの特徴をよく理解した上で購入に至れると安心ですね。

ヘアケア選びの落とし穴

乾燥が気になるから高保湿な油分たっぷりのヘアケアアイテムを使用する、といった考え方は時に髪質を低下させる選択をしてしまうことがあります。
本来の髪質や、本当に不足している髪の成分を把握した上でアイテムを選ぶのがベストです。
ただ油分で重たくなっているだけで、まとまっているというよりも、動きが全くなくなってしまっている髪をよく見掛けます。生き生きとしたデザインを作るためには、健康的で自然な質感をキープすることが重要です。
お手持ちのケアアイテムが本当にあっているのか、一度見直してみて下さい。

まとめ

あなたの髪の健康をサポートするために、水分と油分のバランスに配慮したヘアケアアイテムを試してみませんか?自分に合ったアイテムを見つけて、美しい髪を手に入れる第一歩を踏み出しましょう。細かい髪質やダメージ度合いについては、一度美容師に尋ねてみることをお勧めします。的確な診断を元に、アイテム選びを行いましょう!

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