毎日のヘアスタイリングにおいて、スタイリング剤は欠かせない存在です。最近では、しっかりホールドするタイプのものから、オーガニックな仕様のものなど、様々な種類のスタイリング剤が登場し、トレンドも日々進化しています。今回は、最新のトレンドに沿った視点から、スタイリング剤の種類と髪への効果や使い方について解説します。ぜひ、髪をより美しくスタイリングするための情報を手に入れてください。
まずスタイリング剤には、以下のような種類があります。それぞれの特徴と髪への効果についてご紹介します。
基本のスタイリング剤
- ワックス
ワックスは、髪をまとめる・束ねる効果があります。タイプや強度も様々で、束感をしっかり出せるものから、ふんわり軽やかな質感を出してくれるものもありますが、基本的には髪の一部を引き出すことで、動きや立体感を演出することができます。また、ツヤ感を与え、スタイルを持続させる効果もあります。最近のトレンドでは、ナチュラルな質感を出せるマットタイプのものも人気です。
- ジェル
ジェルは、髪をしっかりと固めて形状記憶する効果があります。特に、ウェットな仕上がりを求めるスタイルやスタイリングを直すことが出来ないとき、絶対に崩したくない時に適したスタイリング剤です。最近では、髪や頭皮への負担を軽減する成分を含んだジェルが注目されています。またスタイリング剤の中では珍しく、水溶性のものも多いため、洗い流すのが容易です。シャンプー時のストレスの軽減にも役立ちます。 - スプレー
スプレーは、髪のホールド力やスタイルのキープ力を高める効果があります。粒子が細かく軽いので髪のボリュームを損なわずにふんわりしたスタイルをキープさせたい方におすすめです。ホールド力が高い分一度固まると直すのが難しいので、仕上げの一番最後に使うのがおすすめです。 - オイル
オイルもスタイリング剤として使うのが最近の主流になってきています。中でも安心して全身に使えるマルチユースのものが最近は人気です。重さと量の調整でナチュラルにも、ウェットなスタイルにも仕上げることが出来ます。毛先を中心に馴染ませてから、手に残った少量のオイルを顔まわりや前髪、根元付近に馴染ませると満遍なく仕上がりますよ。先に前髪から付けてしまう癖がある方は、前髪のみウェット感が出過ぎてしまう恐れがあるので要注意です。
- バーム
こちらも最近では、オーガニックタイプのリップやネイルにも使用できる、マルチユースのものが主流になってきています。オイルとの差は形状にあります。ミツロウやシアバターなどがベースに使われているものが多いため、常温では固形になるものが多いです。そのため、オイルよりも髪に束感やセット力を与える効果が強くなります。オイルでは少し物足りない方や、髪質が硬く膨らみやすい方にはこちらもおすすめです。
スタイリング剤使用時のコツ
スタイリング剤を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 髪質やスタイルに合わせて選ぶ
スタイリング剤は個人の髪質やスタイルに合わせて選ぶことが大切です。髪の長さや質感、スタイリングのニーズに合わせて適切なスタイリング剤を選びましょう。 - 使用方法や量を守る
スタイリング剤の使用方法や量を守ることも重要です。使用方法に従って適量を手に取り、髪全体に均等になじませるようにしましょう。過剰な使用は髪に負担をかける原因にもなりますし、思い通りのスタイリングから遠ざけます。
使用する際のコツとしては、髪に馴染ませる前に、スタイリング剤をしっかり手で擦り合わせながら、体温で柔らかく馴染みやすい状態にしてから全体につけていくと、ムラなく均一に髪に馴染ませやすいので、是非お試し下さい。
- 使用後はしっかり落とす
スタイリング剤を使用することで髪や頭皮負担がかかることもあります。スタイリング剤の前後には適切なヘアケアを行い、髪の健康を保つことを意識しましょう。セット力の高いものや油分を多く含むものは、普段のシャンプーだけではなかなか落ちづらいものです。定期的なクレンジングシャンプーや美容室での炭酸スパなども効果的に利用しながら、古い汚れを持ちこさないアクションをしていきましょう。
まとめ
スタイリング剤は、ヘアスタイリングの魅力を引き出すために欠かせないアイテムです。ワックス、ジェル、バームなどの種類によって、さまざまなスタイルや質感を演出することができます。自分の髪質やスタイルに合わせて適切なスタイリング剤を選び、美しい髪を手に入れましょう。
次回のヘアスタイリングには、適切なスタイリング剤の選択を意識してみましょう。美容師の私たちも、あなたの美しい髪をサポートします！
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