はじめに

「日本人の髪の毛といえば?」と質問されると、直毛を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし実際には、70%以上の割合で癖毛だと言われています。

本記事では、癖毛の特徴や活かす方法、抑える方法、そして癖毛に合うヘアスタイルについて詳しくご紹介します。

癖毛のあなたも、美しい髪を手に入れるヒントを見つけてみましょう。

1. 癖毛と直毛の違いとは?

毛穴の形

毛穴の形と髪の毛の生え方は、とても深い関係があります。

毛穴の形にそって髪の毛は生成されます。

一般的な傾向としては、癖毛の毛穴は直毛の毛穴よりも楕円形や不規則な形状をしていることがあります。

癖毛の毛穴は、毛包の形状が楕円形や不規則な形をしているため、髪の伸びる方向が複数存在し、クセが生じやすくなっています。

直毛の場合、毛包は円形に近く、髪の伸びる方向が一定です。

髪の断面の形

癖毛の髪の断面は、直毛と比較してより不規則な形状をしています。

直毛の場合、髪の断面は円形や楕円形に近い形状をしていますが、癖毛では多角形や楕円形に歪んだ形状となります。

このため、髪の断面の形が不均一であることが多いです。

毛髪内部のタンパク質の配置

癖毛では、髪の中のタンパク質の配置が直毛と比較して異なっています。

ケラチンは髪の主要な成分であり、癖毛の場合、タンパク質間の結合が不均一に配置されることがあります。

この不均一な配置により、水分の分布も不均一になってしまうのです。

それにより、癖毛は乾燥しやすい傾向があります。

2. 癖毛が生えてくるメカニズム

癖毛が生えてくるメカニズムは複数の要素によって影響を受けます。

影響を与える要素は大きくわけると、先天的なものと後天的なものがあります。

先天的なもの

・遺伝的要素

癖毛は遺伝的な要素によって決まることがあります。

癖毛は優性遺伝であるため、両親のどちらかが癖毛の場合、子どもも癖毛になる確率が高いです。

後天的なもの

環境要因

環境要因も癖毛の発生に関与しています。

髪の乾燥やダメージなどの影響で癖が出てしまうことがあるのです。

年齢に伴う変化

年齢の変化に伴って、髪質や頭皮の状態にも変化が起きます。

日々重力の影響を受けて生活しているため、徐々に毛穴の形が変化し、その結果癖が出てくることがあります。

また、髪質も乾燥しやすくなることが多く、癖が目立ちやすく感じます。

頭皮の環境の影響

頭皮の毛穴に汚れがつまってしまうと、毛穴の形に影響するため、癖が生じる原因となることもあるのです。

また、毛穴がつまっていると髪に必要な栄養が行き届きにくくなり、きれいな髪が育ちづらくなります。

3.癖毛の種類

「癖毛」と一言に言っても、色々な癖のタイプがあります。

波状毛

波状毛は、髪が自然に波打っており、カールやウェーブがある特徴を持っています。

波状毛の特徴は個人差があり、波の強さやパターンは人によって異なります。

一見直毛のように見えても、内側が波状毛の方もおられます。

日本人には一番多いタイプの癖毛です。

捻転毛

捻転毛は、髪が螺旋状にねじれているのが特徴です。

髪の太さに均一性がないため、ごわつきやざらつきを感じることがあります。

連珠毛

数珠のように、太い部分と細い部分が交互に連なる髪の毛です。

太い部分と細い部分の強度の違いがあるため、細い部分がダメージしないように気を付ける必要があります。

縮毛

縮毛は、縮れた状態の髪の毛です。

細かくうねりがあるのが特徴です。

エイジングによる癖毛

毛穴の形状や頭皮の状態、ホルモンの分泌など様々な要因が関係しており、癖にばらつきが出やすいです。

また、髪質自体が細くなっている場合もあるので、パサつきと癖で扱いにくいかもしれません。

4. おすすめの癖との付き合い方

癖の種類や求めるスタイル、髪のコンディションによって、相性の良い付き合い方が異なります。

おすすめの付き合い方を厳選してご紹介します。

癖を活かすスタイル

癖の動き方によっては、癖を活かすスタイルがおすすめです。

担当のスタイリストと相談しながら、あなただけの個性を活かしたヘアスタイルを手に入れてください。

癖毛は乾燥しやすい傾向にあるので、広がって扱いにくい場合でも、癖によってはスタイリングで程よくボリュームダウンすることも可能です。

縮毛矯正・ストレートパーマで癖を減らす、落ち着ける

薬剤で髪の癖をゆるめたり、まっすぐに伸ばすメニューです。

縮毛矯正やストレートパーマの薬剤は日々変化しており、自然なストレートの状態や、癖を完全には取りきらずに扱いやすく仕上げることが実現できるようになりました。

癖の状態や求めるデザインに合わせて薬剤を選ぶので、仕上がりを調整できます。

ストレートアイロンを使って癖を整える

縮毛矯正やストレートパーマは薬剤を使って髪の状態を変化させるので、施術後洗ってもまっすぐの状態が継続しますが、アイロンで癖を伸ばす場合は洗うと元の癖の状態に戻ります。

気分によって変えたい場合はアイロンを使ってみましょう。

パーマで動きをコントロールする

癖が扱いづらいと感じる理由のひとつが、思うようにコントロールできないという点です。

癖の場合、動き方が均一でない場合が多く、お天気によっても癖の出方が左右されるため、スタイリングがしづらいことが多いです。

しかしパーマで髪の動き方をコントロールしてあげることで、スタイリングがしやすくなります。

5. 後天的な癖の対処法

遺伝など先天的な理由の癖ではなく、後天的な癖の場合は原因にアプローチすることで、癖を少しゆるめられる可能性があります。

頭皮環境を改善する

頭皮の毛穴づまりが原因の場合、頭皮の汚れを取り除くことで癖が少し抑えられる場合があります。

また、頭皮の血行が悪くなると髪に栄養が届きにくくなり、髪がうねる原因となるのです。

マッサージなどで頭皮の血行を促進することで、健康な髪が育ちやすくなります。

髪のダメージケアをする

ダメージが原因の癖の場合、ダメージをケアすることで扱いやすくなります。

必要な栄養分を補給し、保湿することが大切です。

ご自宅での毎日のケアに加えて、サロンでの定期的なケアを取り入れると、より効果を得られます。

まとめ

癖毛は個性のひとつであり、適切なケアとヘアスタイルの選び方によって魅力を引き出すことができます。

カットの工夫やスタイリング剤の活用、癖毛を抑える方法などを試してみて、自分に合ったヘアスタイルを見つけましょう。

次回のヘアスタイルチェンジの際には、癖毛の特徴や活かし方を意識してみてください。

担当スタイリストと相談しながら、癖を活かした魅力的なヘアスタイルを実現しましょう。

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