はじめに

髪がもつれることは多くの人が日常的に経験したことがある悩みです。この記事では、髪がもつれる原因や影響について深堀りし、美容師の視点から解説します。髪の美しさを保つために知っておきたいポイントに迫ります。

1. 髪がもつれる原因の種類

摩擦によるもつれ:

髪が摩擦にさらされることで、キューティクル(髪の表面の保護層)が損傷し、髪が絡まりやすくなります。特に濡れた髪は傷みやすいため、注意が必要です。また、もつれている状態の髪を無理にとかすことも余計にもつれを引き起こすおそれがあるので、慎重に行ってください。

乾燥によるもつれ:

髪が乾燥していると、キューティクルが乾燥によって割れやすくなり、絡まりやすくなります。適切な保湿ケアが必要です。

不適切なブラッシングやコーミング:

適切でないブラッシングやコーミングは髪を引っ張り、もつれを引き起こす原因となります。髪の先から根本に向かってブラッシングすることが大切です。

熱によるダメージ:

高温のヘアスタイリングツールやドライヤーの頻繁な使用は、髪に熱ダメージを与え、キューティクルを傷つけ、もつれを引き起こす可能性があります。

外部環境の影響:

風や紫外線などの外部環境の影響も髪の健康に影響を与え、もつれを引き起こすことがあります。適切なケアが必要です。

寝ている間の摩擦:

寝ている間に枕との摩擦が起こると、髪が絡まりやすくなります。シルクの枕カバーを使用するなど、対策が重要です。

これらの原因に対処することで、髪のもつれを予防し、健康な髪を維持できます。

2. 髪がもつれることで引き起こされる髪への影響

切れやすさの増加:

髪がもつれると、髪の繊維が引っ張られて切れやすくなります。これが繰り返されると、髪の先端が切れやすく、スプリットエンドが発生しやすくなります。

キューティクルの損傷:

もつれた髪はブラッシングやコーミングの際にキューティクルが剥がれやすくなり、髪の表面が荒れ、光沢が失われます。

髪のボリューム低下:

もつれた髪は一本一本がばらけがちで、全体のボリュームが低下することがあります。適切なケアを怠ると、髪がペタンとなりがちです。

スタイリングの難しさ:

もつれた髪は扱いにくく、スタイリングが難しくなります。ヘアスタイリングの際にも注意が必要です。

髪の質感の低下:

もつれが続くと、髪の質感がザラつき、まとまりにくくなります。サラサラとした手触りを保つためには、もつれ予防が必要です。

パーマやカラーリングの効果低下:

もつれた髪ではパーマやカラーリングの薬剤が髪に均等に浸透しにくく、効果が低下することがあります。髪が健康な状態でなければ、施術の持続性も損なわれる可能性があります。

頭皮のトラブルのリスク:

もつれた髪はブラッシング時に頭皮に負担をかけやすく、頭皮のトラブル(かゆみ、乾燥など)のリスクが高まります。

これらの髪への影響を考慮して、もつれを予防し、健康な髪を維持するためのケアが重要です。

3. もつれを防ぐためのアドバイス

適切なヘアケア製品の選択:

適切なシャンプーとコンディショナーを選ぶことが重要です。保湿成分や補修成分が含まれている製品を選び、髪を健康な状態に保ちましょう。

コーミングの注意:

ブラッシングやコーミングは、髪が濡れているときに行い、できるだけ優しく行います。広がりが気になる場合は、ワイドトゥースのコームを使用し、先を丸めて刺激を最小限にしましょう。

トリートメントの活用:

定期的なトリートメントを取り入れて、髪に栄養を与え、保湿を促します。特にダメージが気になる部分には、集中的にトリートメントを行います。

柔らかい素材の枕の利用:

寝ている間の摩擦を減らすために、柔らかくて滑りのある素材の枕カバーを使用します。シルクやサテンが適しています。

ヘアスタイルの工夫:

長時間同じ髪型でいることももつれの原因になります。髪をまとめる際には、金具のないゴムを使用し、引っ張りすぎないように心掛けましょう。

濡れた髪の扱いに注意:

髪が濡れているときは特に優しく扱うよう心掛けます。強く引っ張ると、キューティクルが損傷しやすくなります。

定期的なトリミング:

頻繁に髪を切ることで、スプリットエンドを防ぎ、髪の健康を維持します。美容師に相談しながら、適切な周期でトリミングを行います。

これらのアドバイスを実践することで、もつれを予防し、健康な髪を保つことができます。

まとめ:

髪のもつれは美髪を保つ上での課題ですが、正しいケアと予防策を取ることで改善が期待できます。適切なブラッシングや製品の利用、熱スタイリングに慎重に取り組むことで、健康な髪を維持できるでしょう。

次回のヘアケアで、もつれに対する正しいアプローチを試してみましょう。美しい髪を手に入れる第一歩は、正しい知識とケアから始まります。

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